遺産分割協議の流れ その2 | 絶対に失敗しない相続対策 元木司法書士事務所備忘録   

絶対に失敗しない相続対策 元木司法書士事務所備忘録

京都市・宇治市・城陽市・京田辺市・滋賀県・大阪府・奈良県で主に活動する司法書士の業務とタイムリーな情報発信 相続手続、遺産整理、遺言書作成サポート、各種会社設立登記及び変更登記、任意後見契約サポート、相続対策に関する専門家のブログです。一日10分、10日で相続対策。

相続手続全般 遺産分割について 業務関係

遺産分割協議 遺産分割の流れ②

投稿日:2018年8月4日 更新日:

こんにちは、田中です。

本日は、先日の投稿の続きとなります。

先日の投稿では、遺産分割協議のおおまかな流れをご紹介しました。

しかしながら、相続が開始したら必ず遺産分割協議を経なければならないわけではありません。

今回は遺産分割協議が必要ないケースをご紹介していきます。

【遺産分割協議が不要なケース】

 

遺言書が残されている場合

遺言書が残っていると、その内容が優先されることになります。そのため、すべての遺産についての処分方法が記載されていれば、遺産分割協議は不要となります。

この点において、遺産分割協議がまとまらず、「相続が争続になる」といったトラブルを、未然に防ぐことができる遺言書を残しておくことにはメリットがあると言えます。

また、「すべての相続財産」と書きましたが、これは遺言書に処分方法が記載されていない遺産については、別途遺産分割協議が必要になるということです。

 

相続人が一人である場合

相続人が一人の場合、協議を行う他の相続人が存在しないため、遺産分割協議は不要となります。その一人の相続人がすべて遺産を相続します。

 

相続人が誰もいない場合

相続人が一人も存在しない場合も、遺産分割協議は不要です。相続人がいたが相続放棄等で一人も相続人がいなくなった状態も同様です。

この場合、遺産は相続財産管理人という者を選任して清算手続きが行われていきます。

相続財産管理人は、相続放棄をした相続人であった人、被相続人に対しお金を貸していた等の債権を持っていた債権者、被相続人と生前特別な関係にあった人(内縁の妻、相続人ではないが色々お世話をした人)などが選任の申立てを家庭裁判所へ行います。

 

法定相続で相続する場合

相続人が複数存在する場合でも、法定相続分(法律で定められている相続分)で相続する場合には遺産分割協議は必要ありません。

例えば、相続人が配偶者と子ども2人の場合、それぞれの法定相続分は配偶者2分の1、子ども①4分の1、子ども②4分の1です。

この場合に不動産を相続して名義変更を行うと、配偶者と子ども2人が上記の割合での共有名義となります。

不動産を共有名義にしておくと、後々売却する際やお金を借りて担保権を設定する際には、共有者全員の手続きへの関与が求められてきます。また、上記の例で子どもが結婚している場合に、亡くなってしまうとその子どもの配偶者が相続で共有の名義人に入ってくることもあります。

そういったことを望まないのであれば、遺産分割協議で特定の相続人の単独名義にしておくほうが無難であると言えます。

 

 

 

 

 

 

-相続手続全般, 遺産分割について, 業務関係

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


関連記事

相続手続きあれこれ 法務局編-相続登記 法定相続情報作成以外もあります

相続が発生した場合の法務局における手続きは、以下のように重要なものがあります。不動産の相続登記だけではありません。 不動産の名義変更(相続登記) 会社役員の変更登記 法定相続情報一覧図の作成 成年後見 …

知らないとこわい初心者が見落としてしまう意外な落とし穴 相続手続を失敗しない①

最近、相続手続きの依頼がかなり、増えています。また、相続登記をするエリアも事務所のある宇治市の近くだけでなく、京丹波や舞鶴という京都の北部、他にも滋賀県、大阪、奈良という近畿エリアだけでなく、北海道、 …

相続についてどこまで知ってる?相続の基礎知識 数次相続と代襲相続の違い

  前回までの「相続についてどこまで知ってる?相続の基礎知識 法定相続人と法定相続分の関係」と「どこまで知ってますか?相続の基礎知識」 で相続の基礎知識について2回にわたり解説いたしました。 …

会社の機関について知ってみよう!④【会計参与 編】

今回はシリーズでお届けしている会社の機関についての投稿となります。(過去の投稿はこちら→①取締役、②監査役、③会計監査人) 第4弾となる今回は、会計参与についてご紹介していきます。   会計 …

相続人の調査・確定 京都で相続手続きサポートの案内

人が亡くなると、誰が財産を相続するのかという相続人の確定作業が必要になります。配偶者と子ども二人がいる場合、ご遺族の方は、配偶者1人、子ども2人で確信していますが、法務局や銀行は、本当に相続人が3人な …

LINE@からの無料相談はじめました

ここを押してLINEで友だちになりましょう

スマホからLINE@ですぐに無料相談できます

元木事務所のLINE登録方法は

LINE公式アカウント「その他」➝「友だち追加」➝「QRコード」→下記QRコードを読み取り登録

もしくは

LINE公式アカウント「その他」➝」→「友だち追加」→「ID検索」→「@ntk6123x」で検索して登録

アクセス

京都府宇治市広野町一里山65-3
京都建物クレスビル401号
元木司法書士事務所
TEL0774-45-5660