絶対に失敗しない相続対策 元木司法書士事務所備忘録

京都市・宇治市・城陽市・京田辺市・滋賀県・大阪府・奈良県で主に活動する司法書士の業務とタイムリーな情報発信 相続手続、遺産整理、遺言書作成サポート、各種会社設立登記及び変更登記、任意後見契約サポート、相続対策に関する専門家のブログです。一日10分、10日で相続対策。

よく読まれている投稿 業務関係

登記識別情報の盗難事件がありました

投稿日:2018年2月22日 更新日:

先日、二年前に相続登記を行ったお客様より当事務所に連絡がありました。

登記識別情報(従来は権利証)を盗まれた、とのことでした。

二年前に70筆ほどの相続登記をおこない、70部ほど登記識別情報があるのですがそのうちの自宅建物の1部だけ抜き取られたようです。いつ抜き取られたかは不明です。

先週の土曜日、夜11時半頃に連絡があり、法務局は閉まってますので、まずは警察に被害届を提出するように伝えました。月曜日の朝一に印鑑証明書を取得して、法務局で登記識別情報の失効手続をとるように伝えました。

月曜日に無事、失効手続きを行い、勝手に名義変更等はされなかったようです。(下図:失効手続き完了後の照会書)

 

 

 

 

その後、警察が自宅に来たようですが、翌日に聞くと警察が被害届を受理されなかった、とのことでした。

 

被害届については、後日、話をしますが、登記識別情報の失効手続はその不動産所在地を管轄する法務局で行います。

印鑑証明書、実印があれば登記識別情報を失効する(使えなくする)ことができます。

ただし、いったん失効手続をとると、その不動産に関して、その所有者は登記識別情報が無い状態となります。

再発行もされません。従来の登記済証(権利証のことです)が無い状態と一緒です。

 

一般のお客様はよく、権利証がなくなると、自分がその不動産の権利者ではなくなるんじゃないか、と誤解をされている方もいらっしゃいます。

しかし、それは、まったくの誤解です。

権利証や登記識別情報が仮に無くなったとしても、所有者であることに、かわりがありません。

 

誤解のないようにしていただきたい事が、登記識別情報や権利証だけが他人の手に渡ってしまったとしても、それだけでは何も出来ません。

登記手続きでは、所有者の方の実印、有効期限3カ月の印鑑証明書が必要になります。

但し、世の中には同姓同名で住所だけが違う他人がいることがあります。

万が一、同姓同名の他人に権利証を取られたり、登記識別情報が知られたりすると、なりすましで悪用される可能性があります。

 

登記識別情報が無い状態でも、そのまま売却や担保設定の登記手続きを行うことができますので、このような盗難に遭った場合は、ためらうことなく、失効手続きを行いましょう。

保管される際には、一番いいのは銀行の貸金庫に預けるのがいいのですが、手数料がそこそこ発生します。もし、ご自宅で保管される際には、できれば実印、印鑑証明書を取るための印鑑カード、権利証又は登記識別情報は違うところに分けて保管されることをお勧めします。よく、大事な物であったり書類をどこに何をしまったか、将来分からなくなることが無いように、一箇所に全部置いておかれる方が多いのですが、できれば分けて保管してください。印鑑カードは財布に、実印は会社の鞄にというような感じでも大幅にかわると思います。

被害届については後日、話をします。

 

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

 

2+

-よく読まれている投稿, 業務関係

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


関連記事

相続についてどこまで知ってる? 相続基礎知識 遺留分について物語から理解してみよう

本日は、遺留分について解説をしていきたいと思います   遺留分とは 遺留分とは相続人が法律上取得することを保証されている遺産の一定額のことをいいます。この遺留分の制度は、被相続人の自由な財産 …

会社の機関について知ってみよう!① 【取締役会 編】

先日、昔からお付き合いのある法人のお客様から、会社の役員の任期満了に伴う役員変更登記のご依頼がありました。 その登記書類を作成している時に、この会社は取締役会が置かれている会社だったなぁと、ふと思った …

成年後見制度について①

成年後見制度についてお話をしたいと思います。   成年後見制度とは 判断能力の不十分な成年者を保護するための制度といえます。 もう少し、詳しくいいますと、判断能力の不十分な成年者とは認知症、 …

トラブルが多い不動産共有名義のリスク

前回の不動産共有名義のリスクでは、夫婦間における不動産共有名義のリスクについて説明しました。 今回は 親子共有名義 義理の親子共有名義 の場合のリスクについて解説をしていきます。 不動産を購入される際 …

相続で将来争わないための対策 【遺言】

最近自治体等が主催する登記相談・法律相談会に相談員として参加しています。そのなかで、将来相続が起こったときに相続人同士で揉めるのが心配だという相談をよく聞きます。   自分がいなくなった後、 …

LINE@からの無料相談はじめました

ここを押してLINEで友だちになりましょう

スマホからLINE@ですぐに無料相談できます

元木事務所のLINE登録方法は

LINE公式アカウント「その他」➝「友だち追加」➝「QRコード」→下記QRコードを読み取り登録

もしくは

LINE公式アカウント「その他」➝」→「友だち追加」→「ID検索」→「@ntk6123x」で検索して登録

アクセス

京都府宇治市広野町一里山65-3
京都建物クレスビル401号
元木司法書士事務所
TEL0774-45-5660